本屋巡り③ やまのは

前回の記事に引き続き伊香保温泉シリーズである。

めちゃミニマル書店「フクロコウジ」にお邪魔した際、店主さんから「この近辺だと『やまのは』という本屋さんも素敵ですよ」と紹介いただいた。

そりゃあ行くしかない。

 

 

やまのは

白壁のモダンな建物が目印。

伊香保温泉といえば、「いかにも山の温泉です」な雰囲気を醸す石段だが、その石段の中腹に位置するのが本屋「やまのは」。

1階は喫茶店だろうか?漂うコーヒーの香りに後ろ髪をひかれつつ、階段を上る。

小さいながらも明るく開放的な空間で、扉も無いので入店しやすかった。(なんか重厚な扉とかあると回れ右して帰っちゃうときありません?)

 

店内では、本だけでなく群馬や伊香保ゆかりの雑貨も販売されている。スペースの割合的には、本:雑貨=1:1 くらいだろうか。

群馬名物、上毛かるたも勿論ある。その他肌触りの良い靴下とかちょっとおしゃれなカレンダーとか、持っておくとちょっとQOLが上がりそうなアイテムが色々。小さめサイズの品が多いので持ち運びの手間もあまりかからず、お土産としても魅力的なラインナップだった。

(我が部屋が汚部屋過ぎるので泣く泣く雑貨は諦めたが、群馬特産のお茶を買わせていただいた。後に感想をまとめたい。あと部屋も掃除したい)

 

本は料理本や絵本、暮らしに関するエッセイなど生活関連の本がメイン。一般に流通していない珍しい本やZINEが沢山…というよりは、いつもの書店だったらスルーしちゃうような本を再発見できる書棚といえば良いのだろうか。本の並べ方が変わると目につく本も変わるのかも……

 

そして、何より素敵なのがこの本屋、バルコニーがある!

つまり、

 

 

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群馬の山々の絶景が見られる!!!!

 

 

ちょうど日が沈む直前にお邪魔したので、少し夕日が差してきたかな…という深みのある青空を堪能できた。外の石段だとどうしても店の軒先や人の頭で視界が遮られてしまうが、ここからの眺めは一切の遮蔽物なし、そして他の歩行者の邪魔など心配無用、素晴らしい立地。

 

伊香保温泉に来たらぜひ立ち寄ってほしい、群馬を全力で味わえる本屋さんでした。

 

 

余談

伊香保温泉街、なぜか射的屋が多かった。

お祭りの屋台でよく見かけるような射的がそのまま建物に入っちゃいました、みたいなやつを何軒も見かけた。何故………。